「ダウンザライン」なんてブログタイトルにしているくらいなので、当然ながら私は趣味でテニスをしています。
若い頃は練習すればするほど強くなるし、極端な話毎日テニスをしていても寝れば体はすぐに回復するので、あまり休息することに大きな意識を持ってはいませんでした。
ですが、最近はもう1日しっかりテニスをしたり試合に出たりすると、100%の状態まで戻るのに1週間くらいかかるようになってきています。もちろん、回復させることに集中すればもっと早く回復するとは思いますが、仕事したり子供の世話をしたり、といった日常生活と並行していると、なかなかそうもいかないですからね。
話がちょっとそれましたが、こうやって常に100%の状態でテニスができるわけではない体になってくると、なんでもかんでも空いた時間にガンガン練習する、ということがやりにくくなります。
「来週試合だな、だから今日はあまりガツガツやらないようにしておこう」なんてことを、1週間前に考えるようになっている自分に時々驚きますが、現実調子に乗って前の週にやりすぎて、翌週の試合で不完全燃焼なんてことも最近はよくあります。
そんなこんなで、最近よく思うのは。
テニスっていつまで強くなれるのだろう
タイトルと同じですね。
練習しないとどんどん年齢とともに動けなくなっていきます、でも練習を入れすぎると回復しきらないでテニスをすることになるので、これまた練習効率が上がらない。そして試合に疲れが残ってしまって本末転倒になったりする。
このバランスが、「強くなるために必要な練習量<回復力」から「強くなるために必要な練習量>回復力」になるのって何歳くらいなんだろうな、とここ数年ずっと考えています。
試合でうまくコンディションが合わせられずにボロボロにやられたりすると、そろそろダメなのかなって思い、また別の日にキッチリ合わせられていい結果が出た時は、まだいけそうだ、って。
でも、確実に「うまくいかない」日が増えてきている。厳密に言うと「キッチリ合わせる」のがどんどん難しくなってきているって感じですね。
次元は全然違うけれど、選手としての晩年を迎えたプロ選手ってこんな気持ちなのかな、って思ったりします。自分は趣味の世界の話だけれど、本職でこんな葛藤があったらすごい辛そうです。
結局、数学のように「ここが境界だ」って線があるものではないのでしょうが、日々近づいてくる「その時」にみなさんはどう抵抗していますか?
イチローのような鉄の意志が欲しいですね。
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